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「色彩とはあらゆる文化を超えた国際言語」というスイスの心理学者Prof. Dr. マックス・リュッシャーの言葉通り、色彩は文字や言葉を超えた役割を持ちます。個人の好意色、好き嫌いで選ぶ色には「心理状態」が投影されていると考えて統計を取ったのが色彩心理学の始まりであり、現代のカラーセラピーの素になっている、と考えられています。「リュッシャー・テスト」は、基本8色の好悪を選んだ患者の心理状態の分析・診断をし、最終的にホメオパシーレメディの処方の方向性も示すテストです。
カラーが正しく見える適切な照明の下で、このカラーが好き(同調)か、嫌いか(拒否)とテストを進めると、被験者のかかえる葛藤や、隠された願望が明らかになってきます。「きらいきらいも好きのうち」の心理状態、本当の自分にウソをついてもわかってしまうわけです。リュッシャー・テストは、この色を好き、とするか、嫌いとするかの「理由」は「無意識」にあるものとしています。
例えば「赤を好きだ、と言う人のように見られたいか」また「そんな自分になりたいけど絶対無理、アリエナイから無かったことに・・」という反動形成にも似た現われなのか、です。
当然、分析結果を開けば「レッドを選んだあなたは、情熱的な面があるのでは?」等のファンタジックな表現は無く、なんともストレートで容赦のない言葉が並びます。リュッシャー氏と親しいエコール・ド・メチエ代表の橋本氏から学んだ時も、結果の表現方法に苦労しました。容赦なくても、それはセルフ・コントロールに活かせる「結果」でもあります。
ある精神的な傾向を持っている人が、心のバランスを崩したらどうなるかがわかれば健全な精神状態を保つ道しるべともなるわけです。もし、分析結果が今の自分に受け入れ難いものであるにせよ、それは「客観的分析」であり、テストはあらゆる国々のすべての文化においても有効であることが証明されています。
こんなカラーテストがあるかと思えば、色彩心理学の開祖と言われたビレン氏の「好きな色、嫌いな色の性格判断テスト Color In Your World佐藤邦夫訳 青娥書房」は、パーティにも使えるようなユニークなカラーテストです。
「もっとも成功したカラーコンサルタント」と言われる同氏は、快適な生活から工場の生産効率まで、カラーの可能性を最大限に活かし、人類の福祉向上の為に一生を尽くし、前出のスイスの心理学者・Prof.Dr.リュッシャー氏と深い交流もあったそうです。
カラーテストは、好きか嫌いか「感情」を利用した心理分析、気になるカラーを「感性」で選び、自己の内面を見つめるものがカラーセラピーと言えるでしょう。
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